WebサーバーApacheのインストール手順については、次の記事をご覧ください。
【Linuxサーバー構築(CentOS 7)】最新バージョンのApacheのインストールと設定 (HTTP/2 & SSL対応)
Apacheのインストールが完了したら、PHPをインストールします。
すでにPHPがインストールされているか確認
使用しているサーバーにPHPがインストールされているかどうか確認します。
PHPのバージョンを確認しましょう。
# php -v
バージョン番号が返ってくればPHPがインストールされています。
yumでどのようなPHP関連のパッケージが含まれているか念のため確認しましょう。
# yum list installed | grep php
PHP関係のパッケージを一括削除しましょう。
# yum remove php*
remiリポジトリのインストール
PHPはremiリポジトリで配布されているため、remiリポジトリをインストールしましょう。
# yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
リポジトリのインストールを確認します。
# cd /etc/yum.repos.d # ls
「remi-*.repo」というファイルが多数存在すれば、remiリポジトリがインストールされています。
なお、PHP関係のリポジトリは、次のようにバージョンで分かれています。
2019年12現在では、「remi-php74.repo」が存在するので、PHP7.4までインストール可能であることが分かります。
remi-php54.repo remi-php70.repo remi-php71.repo remi-php72.repo remi-php73.repo remi-php74.repo
PHPをインストール
php-mcryptモジュールをインストール場合は、その前にlibmcryptモジュールをインストールしておきます。
PHP7.3をインストールする場合
# yum -y install --enablerepo=epel libmcrypt # yum -y install --enablerepo=remi,remi-php73 php php-devel php-mbstring php-mcrypt php-pdo php-gd php-xml
PHP7.4をインストールする場合
# yum -y install --enablerepo=epel libmcrypt # yum -y install --enablerepo=remi,remi-php74 php php-devel php-mbstring php-mcrypt php-pdo php-gd php-xml
インストールする各モジュールは次の通りです。
php:PHP 本体(必須)
php-devel:PHP開発・コンパイル関係
php-mbstring:mbstring(マルチバイト文字)関係
php-mcrypt:暗号化関係
php-pdo:PDO(DB接続)クラス群
php-gd:GD(画像処理)
php-xml:XML処理
インストール完了の確認
PHPのバージョンを表示することでインストールが完了されたかどうかを確認しましょう。
# php -v 7.4.1 (cli) (built: Dec 17 2019 16:35:58) ( NTS ) Copyright (c) The PHP Group Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies
バージョン番号が表示されればインストール完了です。